カウフマン財団の起業家教育

なかなかまだなじみのない名前かも知れないけれどアメリカでは地名度のある起業家支援の財団、カウフマン財団カンザス州、ユーイング・マリオン・カウフマン財団〜The Ewing Marion Kauffman Foundation)、そこで2002年来代表を務めているCarl Schramm 氏のインタビューが気になったのでクリッピング

“Entrepreneurs mostly don't come from business schools,” says Mr Schramm, who worries that with their new courses on corporate social responsibility, social entrepreneurship and the like, B-schools increasingly produce graduates uncomfortable with the cut-and-thrust of real capitalism.

曰く、真の起業家は通常ビジネススクール出身者でないことが多い、そしてビジネススクールで現在新しいコースとして「CSR:企業の社会責任」や「社会起業家精神」が取り入れられて、斬った張ったの真の資本主義に違和感を感じ始めるようなビジネススクール卒業生が増えている傾向にはとても心配している、と。

Carl Schramm氏が率いるカウフマン財団では特に子供や青少年向けの起業家精神育成などにも力を入れていて、ディズニーと共同で製作したオンラインゲーム(www.hotshotbusiness.com)などを通じてより多くの起業家を生みだそうとしている試みが紹介されていました。

現象としての社会起業家ブームではなく、地に足のついた社会起業的な働き方がより広がるためにも、こういう視点は大切だなぁと思いました。

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The evangelist of entrepreneurship Nov 3rd 2005 The Economist